就業規則、労務管理でできることを記載します。拒否する理由が、やむを得ない事情であるかないかは最終的には裁判でしかわからないかもしれません。
1,懲戒事由に明記する
懲戒事由に、やむを得ない事由がないにもかかわらず配置転換を拒否したときに、懲戒にする旨の記載をする。
2,職務や地域限定社員を創設する
これはそれなりの規模の企業のケースでしょうが、配置転換する社員・しない社員を指定して待遇に差をつければ、合理的な理由になるでしょう。ただし限定社員には配置転換ができなくなりますが。
3,辞令に配置転換の理由を記載する
モチベーションにも良いでしょう。
4,拒否できるやむを得ない事由のガイドラインを作る
混乱を防ぐためにも有効でしょう。ただし、難しい面も出てくるとは思います。
※ 今後、介護を抱えた従業員が増加するでしょうから、このマネジメントは重要になってくると思います。家族に要介護者を抱えている等の状況に限って地域限定を容認する、等の人事制度は必須となるでしょう。